アルケア株式会社

- お名前
- 小竹 尚美(こたけ なおみ)さん
- 部署
- 人事総務部人事課
『私の仕事は、採用したアスリートの“ステージママ”になること(笑)。アルケアの他の社員同様、アスリートも一社員としてフォローができたら、彼らはもっと輝けると思います。』
弊社は医療機器の開発並びに製造・販売、輸出入を行っている会社ですが、看護師さんなど医療現場の方でさえ、製品名は知っていても製造している会社名は知らないと言われることがあるので、弊社のブランド力を高め、さらに患者さんを元気にしてくれることを期待して、障がい者アスリートの採用に踏み切りました。もともと創業者が視覚障がい者だったこともあって、社員にとって障がい者に対する親和性が高かった背景もあると思います。
インタビュー

2015年、エランシア社を通じて2名の視覚障がいのアスリートを紹介いただきましたが、2名とも2016年リオパラリンピックの日本代表(視覚障害者柔道・男子73kg級 北薗新光選手、パラトライアスロン女子の部 山田敦子選手)に選ばれました! それだけでも十二分に嬉しい結果だったんですが、リオパラ出場が決まると社内の結束力がさらに高まって、リオに応援に行きたい社員を募ったところ、すぐにたくさんの応募が集まり、社長以下、4名の社員を応援団として現地に派遣し、全社を挙げて応援できたことは素晴らしい体験でした。
当初、競技に専念するアスリートを採用することが社員に受け入れられるか不安もありましたが、社員の障がい者スポーツに対する関心が深まっただけでなく、2名のアスリートは関西在住だったので、本社(東京)と支社間の一体感が増したことも、期待を上回るものでした。
また、リオのあとは2名のアスリートへの講演依頼も増え、結果的に社名の認知度が上がりました。2015年に手探りで始めたアスリート採用でしたが、徐々に手ごたえを感じて、2017年の秋に東京でも1名、「競技・仕事の両立型のアスリート採用(車いす陸上 古畑篤郎選手)」をエランシア社にお願いすることができました。
2020年に向けての盛り上がりをアスリートと一緒になって体感できるのはとても楽しいことです。弊社は医療関係の事業なので、アスリート社員たちの活躍を多くの社員も心から応援しています。また、彼らのがんばる姿をみて誰かを元気づけることができればすばらしいと考えています。ですから、私はアスリートにとっての“ステージママ”になって、彼らアスリートが社員の一人として輝くための場所を常にフォローし、その活躍を社内・社外に向けて発信していこうと思っています。