株式会社スタートライン

- お名前
- 伊藤 仁志(いとう ひとし)さん
平林 千加(ひらばやし ちか)さん
- 部署
- 経営企画部
『日本に足跡を残すべく“障がい者雇用支援の業界で日本一になる”ことが私たちの目標。“トップを目指す”アスリートと同じビジョンを描いています。』
弊社は障がい者雇用支援を行っている会社です。サポート付きのシェアオフィス(サテライトオフィス)の提供や、最適な雇用プランを提案することで、企業、障がい者の双方にとってプラスとなるコンサルティングを行います。新規事業として、障がい者向けの求人サイト「MyMylink」を運営するほか、障がい者の雇用や就業に関するニュースを発信するメディア「Start NEXT!」、農園型障がい者雇用支援サービス「IBUKI」をスタートするなど、勢力的に事業を展開しています。
インタビュー

2013年の始め、障がい者アスリートの引退後のキャリア(セカンドキャリア)のために、どのようなプラットフォームを作るべきかというプロジェクトに参画し、そこでエランシアさんと知り合い、互いに連携をとるようになりました。その年の秋、2020年東京オリンピック・パラリンピックが決定し、それ以降、障がい者アスリートの雇用に追い風が吹き始めたのは事実です。しかし2020年以降は市場ニーズが減速することも予想される中、弊社では障がい者アスリート雇用が一過性であってはならないとも考えてきました。
創業7年目の2015年、社員数が50人を超えたこともあって、弊社も障がい者アスリートの雇用に踏み切ることになりました。エランシアさんに依頼したのは、「現状の実力やランキングは問わず、競技力よりも社員から可愛がられる人間力を持ったアスリート、また、引退後のセカンドキャリアとして、弊社の通常業務にもしっかり向き合える人」というものでした。そこで車いすテニスの高室冴綺選手を紹介してもらったのですが、まさに弊社のリクエストを満たす人財でした。
エランシアさんは、今まで90名以上の障がい者アスリートのサポート実績があるので、海外遠征費用の相場観や、年間サポート費用としての投資判断の相談などにも応じてもらえるという安心感があります。弊社が掲げる“障がい者雇用支援の業界で日本一になる”ためには、主要メディアに取り上げられるコンテンツ作りも重要だと考えており、現在は高室冴綺という存在もその一つだと捉えています。
弊社のような拠点が複数ある会社では「高室冴綺選手を応援したい!」という社員の思いが、社内コミュニケーションの円滑化に一役かっているのも事実。入社3年目で彼女が会社にもたらした“一体感の醸成”は期待通りのものであり、障がい者アスリート雇用は、法定雇用率を満たすメリット以上に、さまざまな副産物を企業にもたらすことを実感しています。